2032年5月14日
「大熱波」と呼ばれる大異変により荒れ果て、 異形の者たちが徘徊する世界。 人々は”バロック”と呼ばれる歪んだ妄想にすがり、 この荒廃した世界を生き抜いていた。
主人公は記憶を失くし、 虚ろな心に罪の意識だけを抱えてさまよっている。 大きな翼を持つ紅い瞳の男が、 導くように彼に告げる。
「世界を癒すことでのみ、 おまえの罪は赦される。行け、聖域へ。」
そして主人公は、深紅の空に高くそびえる神経塔を目指し、 廃墟の街をあとにする。
己の罪を・・・そして、世界を癒すために。